Cubism4.2新機能への要望(+その他の細かい要望)

日々開発お疲れ様です。
最近Cubism4.2を触り始めて感じた「こうだったらいいな」というのがいくつかありましたので要望を出させていただきます。

・ブレンドシェイプの拡張補間への対応

マニュアルの方で拡張補間へは非対応と記載がありましたので難しいと思いますが、
ブレンドシェイプ用パラメータで[-1][0][1]の三点キーが打たれている状態で拡張補間(SNS補間だけでも)が使えると表現の幅が広がるかなと感じました。

こちら一点質問なのですが、拡張補間が非対応な理由としては「技術的に難しい」のか「需要がないため」のどちらになるでしょうか?
(今後要望が増えれば実装される可能性があるのかどうか知りたいです)

・「ブレンドシェイプの重みの制限設定」の「重みの制限グラフ」について

いくつかのプリセットがありますが、こちら自分でプリセットを制作したいです。

また、現状ではグラフは直線のみですが、曲線も設定できるようになると表現の幅が広がりそうです。
(技術的な検証はできていませんが、もし曲線グラフで擬似的なSNS補間ができたら面白そうだなと感じました)

・グループ化したフォルダで「乗算」「スクリーン」設定に対応してほしい

現状、親デフォーマにて一括で「乗算」や「スクリーン」の設定ができると思いますが、グループ化したフォルダでも使えるようにして欲しいです。

想定としましては「髪フォルダ」や「肌フォルダ」へ一括で「乗算」「スクリーン」をかけることができれば、色の管理がしやすそうだと感じました。

(4.2新機能とは関係ないですが、ついでに、グループ化したフォルダをクリッピング元に設定できるようにして貰えると制作がとても楽になります)

・メッシュのミラー編集を頂点の移動でも使えるようにしてほしい

初めからピンポイントで頂点を打てる方であれば問題ないのでしょうが、私は頂点を打ちながら位置を微調整するため、ミラー機能を使って出来上がったメッシュが左右非対称となってしまいます。

従来であれば以下のような操作で左右対称のメッシュが作成できます。

  1. 頂点を打ちつつ位置を微調整し、片側のメッシュを作る
  2. メッシュをコピーする
  3. メッシュを左右反転する
  4. メッシュを貼り付ける
  5. メッシュの間を繋ぐ

しかし現状のミラー編集機能を使った場合、以下のような手順になります。

  1. ミラー編集を有効にする
  2. 片側のメッシュを作る(反対側は自動で生成される)
  3. 頂点を移動しメッシュを微調整する(この時点で左右対称ではなくなる)
  4. 自動生成された片側の頂点を一度削除する
  5. 片側になったメッシュをコピーする
  6. メッシュを左右反転する
  7. メッシュを貼り付ける
  8. メッシュの間を繋ぐ

現状ではミラー編集機能を使った方が手間と時間が増えてしまっているため、是非とも頂点の移動もミラー機能に対応させていただきたいです。

要望は以上となります。

…本当はα版の時に出すべきだったと思いますが時間が取れず今さらの要望となってしまいました。
申し訳ありませんがご検討いただけますと幸いです :man_bowing: :sweat_drops:

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@はちゃち

いつも弊社製品をご愛顧くださり誠にありがとうございます。
Live2Dスタッフでございます。

たくさんの貴重なご意見誠にありがとうございます。
全て開発チームに共有いたしました。
ご要望は全て今後の開発の参考にさせていただきます。

>拡張補間が非対応な理由としては「技術的に難しい」のか「需要がないため」のどちらになるでしょうか?
こちらは明確にお伝えすることが難しいのですが…
様々な複合的な理由により現状の仕様では非対応となっております。
実装することをお約束はできないのですが、ご要望により対応を検討する可能性はございます。

今後とも弊社製品をご愛顧のほど、宜しくお願いいたします。

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回答いただきありがとうございます。

なるほど、承知しました。

私の方でも色々と検討してみた結果、SNS補間がなくともブレンドシェイプの重み制限設定と三角関数があれば、少なくとも私のやりたいことに関しては対応できそうです。

ただ現在「ブレンドシェイプ重み制限グラフは5行まで」という制約に引っかかっています。
少なくとも7行、可能であればもう少し制限を緩和していただけないでしょうか。
あるいは当初要望に上げていた曲線が使用できればSNS補間は必要なくなると思いました。

それと追加の要望として、4.2で強化された「四隅のフォームを自動生成」をさらに強化していただきたいです。
具体的には、Live2Dモデリングを行っていると四隅を自動生成した後に四隅を0.707倍(sin(45))する作業というのが頻発します。そのため、自動生成時に四隅を0.707倍(あるいは任意の倍率)に制限できる設定を追加していただきたいです。

よろしくお願い致します。

追加でもう一つ要望です。

・ブレンドシェイプ機能で「不透明度」を使えるようにして欲しい。

モデルを作っていると、ブレンドシェイプ用パラメータでも不透明度を変更できれば助かる場面が非常に多くあります。
そのため、ブレンドシェイプ機能と不透明度機能を両立できるようにして貰えると非常に嬉しいです。

ブレンドシェイプの特性上、不透明度の数値を指定して上書きするのは難しいと思いますので、パーセンテージの数値を加算や減算できる様にするのはいかがでしょうか?

例)
・不透明度100% → ブレンドシェイプパラメータで「-75」% → 不透明度25%状態で表示
・不透明度100% → ブレンドシェイプパラメータ1で「-90」% → ブレンドシェイプパラメータ2で「+60」%→ 不透明度70%状態で表示

これができると「親デフォーマで子アートメッシュの不透明度を一括指定している場合でも、特定のアートメッシュはブレンドシェイプの不透明度加算で例外的に表示する」といったことが可能になり、表現の幅が広がるのではと思っています。

何かしらの理由で意図して不透明度を変更できないようにしているとは思いますが、
何卒、ご検討の程よろしくお願い致します。

@はちゃち

追加のご要望まことにありがとうございます。
詳しく解説していただいている例なども含めてすべて開発チームに共有いたしました。
今後の開発の参考にさせていただきます。

他にもお気付きの点がありましたら、追加でコメントをいただければ幸いです。
今後とも弊社製品をお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。

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追加の要望失礼します。

  • 「モデルのパラメータの一括設定」にブレンドシェイプも含めて欲しい

私は作業開始時にモデルのパラメータの一括設定を使い一括でパラメータ構成をインポートしています。
Cubism4.2用にテンプレート.csvを更新したのですが、エクスポートするとブレンドシェイプを設定したパラメータが通常パラメータとして読み込まれてしまいます。
「モデルのパラメータの一括設定」機能もブレンドシェイプに対応いただけますと大変嬉しいです。
(この要望についてはできることならば早めに実装してもらえると非常に助かります…!)

  • ブレンドシェイプを設定していてもパラメータの結合できるようにして欲しい

既存のパラメータをブレンドシェイプ用パラメータに置き換えることが多く、3点×3点のパラメータ結合状態で動作確認ができるようにして欲しいです。
小技を使えばブレンドシェイプ用パラメータでも結合できますが、表示が「キーが未設定」の状態で表示されるため、できれば正式に対応していただきたいです。

雑コラで申し訳ありませんが、例えば以下のように四隅がグレーアウトなどいかがでしょうか。


(※これにより他の機能へどのような影響があるかまでは検討できていないので上図は思いつきのアイデア程度です…!)

  • ブレンドシェイプを設定したパラメータでも「動きの反転」が使えるようにして欲しい

こちらも既存のパラメータをブレンドシェイプ用パラメータに置き換える前提の話ですが、「-1, 0, 1」のような基本的な3点キー構造の場合はブレンドシェイプパラメータでも「動きの反転」ができるようにして欲しいです。

こちらも小技を使えば「動きの反転」と同じことが出来るので今すぐ必要というわけではありませんが、やや手間が増えてしまうので作業量削減のために「動きの反転」機能ができると助かります。

  • 「動きの反転」の機能を強化してほしい

Cubism4.2新機能からは脱線するため新規トピックスを立てるべきか悩みましたが、動きの反転に関連した要望がありますのでついでに書いておきます。

  1. ショートカットに「動きの反転 > 水平方向に反転」と「動きの反転 > 垂直方向に反転」を割り当てられるようにして欲しいです。その上で、ショートカット実行時には「動きの反転」ウィンドウを省略し、「反転する軸の設定」は前回反転時と同じ設定のままですぐに実行できるようにしてもらえると嬉しいです。

  2. パラメータの結合状態で「動きの反転」(および上記のショートカット)を実行できるようにして欲しいです。反転する際にいちいちパラメータの結合を解除するのが非常に手間に感じています。
    例えば以下のように、四隅を選択している状態で「動きの反転」を実行した場合は他3箇所が選択できるようにしてもらえると、作業効率的に非常に助かります。
    ScreenShot05098
    片方のパラメータが「動きの反転」が実行できないパラメータ値の場合は以下のような表記だと助かります。
    ScreenShot05099

1と2の合せ技ができればかなり作業の効率がはかれると思いますので、ご検討頂けますと幸いです。

  • 水平スクロールへの対応してほしい

現在私は「MX Master 3S」というマウスを使用しLive2Dモデリングをしています。
このマウスは水平スクロールが可能で、Live2D Cubism Editor でも水平スクロールに対応していただけると非常に嬉しいです。
具体的には以下の用途で使用したいです。

  1. モデル制作時には選択中のパラメータ値を水平スクロールで動かしたい。
    現在モデリング中の動作確認のためにはマウスカーソルをパラメータタブに持っていきドラッグしパラメータ値を変更する必要がありますが、水平スクロールでパラメータ値を変更できれば、 モデリングビューエリアでモデリング作業を行いながらすぐに動きの確認を行えるのでないだろうかと考えています。
    吸着に関しては「Shift+水平スクロール」などで対応するのはどうでしょうか。

  2. モーション制作時にはタイムラインの横スクロールに対応してほしい。
    現在は「Shift+マウスホイール」で行える操作を、水平スクロールでも行えるようにしてもらえると嬉しいです。

とはいえ水平スクロール機能を使っているのは少数派だと思うので、あまり需要がないのは理解しています…。

  • 自動バックアップ先のフォルダを指定したい

日頃から自動バックアップには大変助けられているのですが、もし可能でしたらDropboxなどのオンラインストレージ内の任意のフォルダを指定できると大変うれしいです。
Dropboxにはバージョン管理機能があり、ファイルを削除しても180日以内であれば復元できます。
極稀ですが「自動バックアップファイルから復旧しようとしたら既に欲しい日時のファイルは消えていた…」という経験が何度かあるため、一度オンラインストレージのバージョン管理サービスを介することができれば安心感が増します。

また、人によってはCドライブの容量を節約しデータ類はDドライブにまとめている人もいると思いますので、そのあたりの選択が柔軟にできるとLive2Dがより使いやすくなるのではないかと思います。

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今回思いついた要望は以上になります。

最後に一点質問なのですが、タイトル的にCubism4.2の新機能に関連しない要望は別のトピックスを立てて分けた方が良いでしょうか? あるいはタイトルを編集を行ったほうが良いでしょうか?

お手すきの際にでもご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

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いつも弊社製品をご愛顧くださり誠にありがとうございます。
Live2Dスタッフでございます。

たくさんの貴重なご意見、誠にありがとうございます。
全て開発チームに共有いたしました。
今後の開発の参考にさせていただきます。

>タイトル的にCubism4.2の新機能に関連しない要望は別のトピックスを立てて分けた方が良いでしょうか? あるいはタイトルを編集を行ったほうが良いでしょうか?

今回は削除していただく必要はございませんが、
タイトルを編集して明記していただきますとありがたいです。
次回からは「4.2新機能」「○○機能」「○○機能」という感じで
おおまかな部分ごとにトピックを分けていただけますと幸いです。
賛同コメント、いいねを得やすいというメリットもございます。

今後とも弊社製品をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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@enoko_staff
回答いただきありがとうございます。

かしこまりました。
ではCubism4.2に関する要望がある際は引き続きこちらに追記し、その他の要望は別途トピックを立てるようにしたいと思います。

今後ともさらなる新機能の開発に期待しています。

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