リピートのパラメータを物理演算の入力に指定するとリピートできない

【Cubism Editorのバージョン】Cubism Editor 4.1.04
【SDKバージョン】Cubism 4 SDK for Unity R4
【Unityバージョン】2021.1.20f1
【moc3ファイルの書き出し形式】SDK4.0/Cubism4.0対応
【ご利用のPC環境】Windows10
【機種名】ROG Zephyrus G14
【CPU】AMD Ryzen 9 5900HS
【グラフィックボード】NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU
【メモリ】32GB

お世話になっております。
UnitySDKにおける、リピート+物理演算を併用した際の不具合になります。

Cubism Editorで「リピート」を設定したパラメータを物理演算で「入力」に指定すると、
Unity上で該当パラメータのリピートが無効状態になってしまいます。

例えば、最大値「30」、最小値「-30」のパラメータの場合、
「39」などの値でキーを打ってあるモーションを再生しても「30」で止まってしまいます。

物理演算の入力設定から該当パラメータを削除したところ、リピートが動作するようになりました。

不具合は、自作モデルで発生しました。
Cubism Animatorではリピート・物理演算の挙動に問題はなく、不具合はUnityのみで発生しています。

この不具合により、若干表現の幅が狭まってしまう印象を受けましたので、もし可能であれば修正をご検討いただけると大変助かります。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

@cucu

ご質問誠にありがとうございます。
Live2Dスタッフでございます。
いつも弊社製品をご愛顧くださり誠にありがとうございます。

Cubism SDKの物理演算は、パラメータのリピートに対応していないため、修正することはできません。

Cubism SDK for Unityの物理演算は、パラメータの上限を超えた値が設定された場合、上限の値に切る処理を行っています。(下限を超えた場合も同様です)

これは、Cubism SDKは長時間使用され続けることを想定しており、リピートが設定されたパラメータの値が上限を超えた場合、値を下限に戻す処理を行っているためです。
例えば、エディタと同様にパラメータの上限を超えた値が設定できる仕様にした場合、長時間値を増加させ続けるとパラメータの値が上限を超えてしまい、意図しない値がパラメータにセットされてしまいます。
そのため、リピートが設定されたパラメータの値を増加させ続けた場合、値の連続性がなくなるので、物理演算が意図した動作とならないことがあります。

また、パラメータのリピート機能はCubism SDKのほとんどの機能に対応しておりません。
こちらはマニュアル「リピート」に記載がございますので、よろしければご覧くださいませ。
ただし、こちらは現在OW以外はすべて対応しているような記述となっておりますが、その他の多くの機能とも相性が良くないため、パラメータのリピートを設定したモデルをCubism SDKで使用することは推奨しておりません。
こちらの記述は今後の修正で対応する予定です。

以上、よろしくお願いいたします。

お世話になっております。
ご回答いただき誠にありがとうございました。

ご報告させていただいた件について、仕様とのこと承知いたしました。
リピート機能の使用は非推奨とのことですが、今のところ物理演算以外では大きな不具合はありませんので、物理演算設定を外した状態で使用させていただこうかと思います。