ワープデフォーマの挙動がおかしい

【Cubism Editorのバージョン】(Cubism Editor 4.2 )
【OS名・バージョン】(Windows11 )
【機種名】(MSI Katana GF76 12U Katana-GF76-12UGS)
【CPU】(Core i7 )
【グラフィックボード】(GeForce RTX 3070 )
【メモリ】(16GB )
【ご利用中のモニターの台数】(1台 )
【不具合の状況】
ワープデフォーマを動かしていない部分のパーツが動く
・CubismEditorのバージョン3.3、4.0などでも同様
・本日最新のバージョンへアップデートしてみたが改善なし



・公式で配布されているサンプルデータでも同様の症状がありました。
・今年の10月末くらいから症状が出ました。
モデルのxyの動きでさらにおかしくなってしまうため、物理演算を付けることができず非常に困っています。。。
改善方法等ご存じの方がおりましたら教えていただけると助かります。

@fulu
いつも弊社製品をご愛顧くださり誠にありがとうございます。
Live2Dスタッフでございます。

こちらは、アートメッシュが親デフォーマからはみ出しているときの挙動に見えます。
オブジェクトがデフォーマから部分的にはみ出しているとき、動きは自動的に補間されます。
アートメッシュがワープデフォーマから、はみ出ないように調整することをお試しください。
「親デフォーマからはみ出した頂点をハイライト」機能をご利用いただくと、確認しやすいかと思われます。
https://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/convenient-function-deformer/

ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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fuluさん こんにちは。
もし可能なら、問題の髪の毛の部分だけのデフォーマーツリー構成された、作業ファイルを
アップしていただけると、原因特定が早いと思います。
是非とも、ご検討くださいませ。

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こんにちは、ありがとうございます。
こちら問題の髪の部分となります。。→ https://xfs.jp/Tue8aG
何卒よろしくお願いいたします。

fuluさん
お待たせしました、
頂いたパーツの横に、髪の毛を複製してデフォーマの修正を行いました。

結論から言うと、
開発スタッフさんの指摘がありましたとおり、

1.パーツのメッシュがデフォーマからはみ出していた。
2.子デフォーマが親のカバーしている範囲からはみ出していた。

でした。

1.の場合は特に顕著で、デフォーマー外に出たメッシュのポイントが予期しない動きをします。
2.の場合は1.ほどではないけど、はみ出した子のデフォーマが変な動きをすることが多いです。
以上の2点が微妙に相重なって今回の症例がでたのかと思います。
まずは、親のデフォーマから子のデフォーマ、パーツが出ないように設定してください。
メニューの「表示」→「親デフォーマからはみ出した頂点をハイライト」をonにするとわかりやすいと思います。
今回はパーツのメッシュの非表示設定になっていたので、(モデルファイルのタブのすぐ下にある4つと「solo」があるボタンの一番右が斜め線のOFFになっている)
こちらを表示してあげると、パーツのはみ出ている頂点もハイライトされるのでわかりやすいかと。

また、「横髪と影←」にて角度XYの調整をおこなっておりましたが、デフォーマーの位置がちょっとまずい位置にありました。
こちらは、「横髪←x1」の親にして、横髪全体を制御する親デフォーマにしてください。

デフォーマのツリーはちょっとコツがいるのですが、

大まかに動くうごき(角度XY等)
_L髪の毛の揺れ1(ワープデフォーマ)
__L髪の毛の揺れ2(ワープデフォーマ)
___L髪の毛細部の動き(メッシュのポイント調整)

と構成すると作りやすいと思います。
もちろん今回の様に上記のツリーで作らなくても大丈夫なのですが、
角度XYを修正したら、別の所の揺れが変になったといった、無限修正に突入する事が多いので
上記をお勧めいたします。
こちらのツリー構成は公式さんのモデルを拝見するとわかりやすいですかね。
またツリーの間に回転デフォーマーをいれるとその子のデフォーマーorパーツはワープデフォーマの
影響をうけなくなります、意図して小物など別の動きを入れたい場合はあえて追加するのも良いです

またこちらからは蛇足になってしまうのですが、
髪の毛の根元をグルーで引っ付けてしまえばいい、といったやり方もあります。
が、こちらは上記のやり方に慣れるまではやめておいた方がいいです。
グルーは設定が結構ごちゃごちゃなる事が多く、わかりやすいツリー構成にしておくといろいろ
トラブルが減り、習得が容易になります。まずは基本を覚えてからって感じでステップアップしていきましょう!

以上です、よろしくお願いいたします。

102_kai.zip (3.0 MB)

(追記)
そうそう、参考動画にありました公式さんのモデルについて、
モデル詳細はみていないのですが、前髪もしくは別のパーツ、または下地の色と同一の為、完成で出力した時ほぼ見えないから修正していないって事だと思います。
LIVE2Dは要はユーザーに見えなければ(カメラに映らなければ)裏で何をしていてもいいので、こういった隠れた手を抜く方法も作業コストの削減のテクニックだと思います。ご参考までに。

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鍋丸さま
丁寧でわかりやすいご説明ありがとうございます。修正まで…!
便利な機能があるのですね…!
ご指摘いただきましたアドバイスをもとに精進してまいります。
この度はありがとうございました…!

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